2012.03.30
【郡山市公会堂】
レトロな時計台のある「公会堂」は大正建築の代表的な建物で、大正13年郡山市の市制施行の記念に、大阪の中之島公会堂を模して作られました。公会堂前の桜並木は市内で一番開花が早いと言われており、桜に彩られた季節の華やかさは見事です。
【香久池公園】
昔、この一帯は「香久山」と呼ばれ、そこにある池だから「香久池」と呼ばれるようになりました。その後、かんがい用の池としても利用されましたが、現在では公園として親しまれています。
【酒蓋公園】
この池は江戸時代以前からありましたが、違う池を造るために区切られ、「蓋をした」という意味で名づけられました。
桜が映る水面と景色に魅せられ、絵筆を持つ人の姿も見られます。
【五斗蒔田桜】
藩政時代は馬の産地として知られていた木目沢地区。五斗蒔田桜のある土手下には馬頭観音様がまつられている。(地主は馬頭観音桜と命名する予定であったが、地名の五斗蒔田をとって五斗蒔田桜と呼ばれるようになった)
樹齢は約150年と言われ、滝桜の子孫と考えられています。
【忠七桜】
戊辰戦争時に官軍の荷運びに懲役された宗像忠七翁が、会津の惨状を目の当たりにし、会津の人々の霊を慰めるため、自宅前に植えてあった桜などを移植。この山を寿命山と名づけ、整備したと言われています。忠七翁は遺言として桜と公園を守り、末代まで手入れを怠らぬよう言い遺しました。桜の樹齢は約160年で、現在の当主は5代目に当たります。
【不動桜】
不動明王をまつる不動堂の境内にあるため名づけられた桜。樹齢は約350年といわれ、滝桜の子孫と考えられています。江戸時代幕末ごろ、このお堂が寺子屋として使われ、その名残が天井などの落書きに見受けられます。
【小和滝公園】
郡山市の東部を流れる阿武隈川沿いにある小和滝公園は、桜並木だけでなく、この時期スイセンも身頃です。磐越自動車道からも姿を見ることができます。
【天神夫婦桜】
張子人形で有名な高柴デコ屋敷の近くにある桜で、樹齢は500年程度。学問の神様である菅原道真をまつり、ほこら建立時に梅と桜を植えられたと言われています。
【内出のサクラ】
この桜は、樹齢約220年と推定されるしだれ桜で、サクラの一種「ウバヒガン」が突然変異したという珍しい変種の桜です。所有者の先祖が文化、文政年間のころ、金毘羅宮(香川県)に参詣した際、苗木を持ち帰り、記念として植樹したと伝えられています。
【日大の桜】
日本大学工学部の敷地内には約350本の桜があり、正門周辺から本館前にかけての桜並木は見事です。
【東山霊園の桜】
自然豊かな環境と、約100haの広大な敷地に約1,600本、6種類の桜が園内のあちらこちらに咲きます。特に、みどりの広場周辺に咲き揃う眺めはおすすめです。また、園内を走る道路沿いにも植樹されているので、車窓からも味わっていただけます。
【藤田川ふれあい桜】
喜久田駅のそばにある藤田川堀之内橋を中心に両岸3.0kmにわたってソメイヨシノが咲き誇ります。
この桜は、昭和34年、現天皇陛下の御成婚を記念して地元の方が植樹したのが始まり。その後地元青年団などが増植。開花時に川風を泳ぐ鯉のぼりが名物の一つです。
【緑水苑】
10haに及ぶ広大な庭園の中、秀峰安達太良山を背景に植樹された桜は、静かさと共に豪華さを味わえます。春の桜から、30万本のアヤメをはじめアジサイ、ラベンダー、シャクナゲ、ツツジなど四季折々の花々が咲き競います。また万葉集に詠まれた植物を集めた「あだたら万葉植物園」では、カタクリやヤマブキなど約140種類の万葉植物を観賞することができます。豊かな自然のなか森林浴、バードウォッチング、キャンプ、バーベキュー、いも煮会などの野外活動も楽しめる、心のオアシスとなっています。
【御衣黄桜】
4月下旬ごろ直径4~5センチの花が咲きます。花びらが葉っぱよりわずかに淡い緑色で薄黄緑色のすじがあり、満開になるにしたがって紅色の線が現れます。全体的に緑色をしているため、遠くから見ると葉桜のような大変珍しい桜です。
【長橋の種蒔きザクラ】
この桜は、長橋地区はもとより、上伊豆島、河内、夏出の人々からも、農事始めの指標として愛着と崇敬の念をもたれています。春の訪れを知らせるなじみの桜です。
【千手院の種蒔桜】
千手観音像がまつられている千手院のそばに樹齢約400年と言われる夫婦モミがあります。その東側に色鮮やかな千手院の種蒔桜があり、光の加減によって不思議な色使いを見せます。カメラ愛好者にとっては、見逃せないポイントではないでしょうか。
【赤津の御前桜】
新編会津風土記にもその美しさが称えられているこの桜は、不思議なことに大木にならず、無数の株立ちで高さは6m程。枝のような細い株が朽ちるとまた新しい株が出てきます。花は小さく、白っぽい。